2026.03.19
歯石取りはどれくらいの頻度で受ける?費用や注意点も
こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

「毎日歯を磨いているから、自分の歯はきれい」と思っている方もいるかもしれません。毎日歯磨きをしていても、歯石を完全に除去することはできません。歯石は放置すると歯周病や虫歯の原因になるため、定期的に歯科医院で歯石取り(スケーリング)を受けることが大切です。
しかし、どのくらいの頻度で歯石取りを受ければよいのか、どのような方法で行うのかなど、疑問に思う方は多いでしょう。
この記事では、歯石取りの適切な頻度や方法、注意点などについて詳しく解説します。また、歯石取りと合わせて受けたい予防ケアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
歯石取り(スケーリング)とは

歯石取り(スケーリング)とは、歯や歯ぐきの周囲に付着した歯石を取り除く処置のことです。超音波スケーラーや手用スケーラーと呼ばれる器具を使い、歯の表面はもちろん、歯と歯ぐきの境目や歯ぐきの中に隠れた部分の歯石も丁寧に除去します。
歯石取りの目的は、口腔内の細菌を減らして歯周病を予防・改善することです。歯石取りを継続的に受けることで、歯ぐきの炎症を抑え、健康な口腔環境を維持できます。
歯石取りを受ける頻度

歯石取りを受ける頻度は、患者さまの口腔内の状態や生活習慣などによって大きく異なります。一般的には3〜6か月に一度の頻度で歯科医院を受診し、歯石取りを受けることが推奨されています。
ただし、喫煙習慣や糖尿病の既往がある方、歯周ポケットが深い方、プラークがたまりやすい歯並びの方などは、1〜2か月ごとなどより短い間隔でのケアが必要とされることもあります。歯科医院でのチェックと歯石取りは、口腔内の健康を長期的に維持するための重要な習慣です。
自分に合った頻度を見極めるためには、歯科医師による定期的な診査とアドバイスを受けることが大切です。
歯石を放置するリスク

歯石とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が唾液中のミネラルと結びついて硬くなったもので、歯磨きだけでは取り除くことができません。歯石を放置すると、歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病が進行する原因になります。
特に、歯と歯の間や歯の根元、奥歯の裏側などは磨きにくく、汚れが残りやすい場所です。歯垢がしっかり落としきれていないと、唾液に含まれるカルシウムやリン酸などのミネラル成分と反応し、数日ほどで石のように硬くなり始めます。これが歯石です。
歯石を放置すると、炎症や感染など、さまざまな口腔トラブルの引き金になります。以下では、歯石取りを受けずに放置することのリスクを具体的に解説します。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
歯石は、虫歯や歯周病を引き起こす要因の1つです。特に、歯と歯ぐきの境目に歯石がつくと歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきの炎症や出血を引き起こします。歯周病になると、歯を支えている骨が徐々に破壊されていき、最終的には歯が抜け落ちることもあります。
口臭が強くなる
歯石の表面はざらざらしており、食べかすや細菌が付着しやすくなります。そのため、歯石が多い人は、口の中で細菌が繁殖して強い口臭を発生させることがあります。自分では気づきにくいですが、周囲の人にとっては不快な印象を与える原因になりかねません。
さらに、歯周病が進行すると、排膿や出血などの症状も現れるようになり、より強い悪臭を放つようになります。
歯石取りと合わせて受けたい予防ケア

歯石取りはそれだけで受けることも可能ですが、他のケアと合わせて受ければより予防効果が高まります。ここでは、歯石取りと合わせて受けたい予防ケアをいくつか紹介します。
定期検診
定期検診では、虫歯や歯周病の有無だけではなく、歯ぐきの状態や噛み合わせ、詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)の劣化具合なども確認します。口腔内のトラブルは自覚症状が出る前に見つけることが大切です。特に、歯周病は進行するまで症状が出にくいため、プロによる定期的なチェックが早期発見に欠かせません。
3か月から半年に1回を目安に通院し、常に口の中の状態を良好に保つよう心がけましょう。
歯のクリーニング(PMTC)
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って、歯の表面や歯と歯の間、歯ぐきの縁などに残った細菌の膜(バイオフィルム)を徹底的に除去するケアです。歯石取りが主に硬い沈着物を取る処置であるのに対して、PMTCはやわらかい汚れを磨き落とす予防的な処置です。タバコやコーヒーなどによる着色汚れも落とせるため、見た目の美しさも向上します。
PMTCは、歯石取りと同じく3〜6ヶ月程度に一度の頻度で行うことが推奨されています。
フッ素塗布
歯石取りと一緒に受けることで、虫歯予防の効果を高められるのがフッ素塗布です。フッ素には、歯の表面の再石灰化を促し、酸に溶けにくい強い歯を作る働きがあります。定期的なフッ素塗布は、虫歯になりやすい子どもだけでなく、大人にも効果が期待できます。
特に、歯石取りで表面がきれいになった状態の歯に塗布することで、フッ素成分がよりしっかりと浸透し、歯の健康維持に役立ちます。
ブラッシング指導
正しい歯磨きは虫歯や歯周病の予防に欠かせませんが、自己流ではどうしても磨き残しが出やすくなります。歯科医院では、一人ひとりの歯並びや磨き癖に合わせたブラッシング指導を行っています。
歯ブラシの持ち方から動かし方、力加減、歯間ブラシやフロスの使用方法まで、専門的なアドバイスが受けられるため、効果的に汚れを除去できるようになります。歯石をためにくくする意味でも、正しいセルフケアを身につけることは非常に重要です。
歯石取りにかかる費用

歯石取りの費用は、保険診療と自費診療で大きく異なります。
歯周病などの治療を目的とする場合には、保険が適用されます。3割負担の場合、1回あたり1,000円〜3,000円が一般的です。初診の場合は検査やレントゲン代が加算されることがあります。
一方、自費診療では、より高い技術や設備を使ったケアが受けられます。費用は5,000円〜1万5,000円程度が目安です。費用は高くなりますが、健康維持や審美性向上を目的に定期的に受けている方も増えています。
歯石取りを受けた後の注意点

歯石取りの後には、口の中に一時的な変化や違和感が現れることがあります。こうした反応は多くの場合、治療に対する正常な反応であり、過度に心配する必要はありません。
ただし、症状の程度や持続時間には個人差があるため、事前にどのような変化が起こり得るのかを理解しておくことが大切です。ここでは、歯石取り後によく見られる主な変化と、それぞれの特徴について詳しく解説します。
腫れや痛みが出ることがある
歯石が多く付着していた場合や歯ぐきの奥まで歯石が沈着していたケースでは、歯石取りの後に歯ぐきが腫れたり、出血や痛みが生じたりすることがあります。これらの症状は、一時的な炎症反応であり、数日以内に自然と治まることが多いです。
数日たっても痛みや違和感が治まらない場合や強くなっていく場合は、歯科医師に相談してください。
知覚過敏の症状が出ることがある
歯石を除去した後は、歯の表面が少し敏感になることがあります。これは歯石で覆われていた部分が突然むき出しになるためで、一時的にしみるような感覚が現れることがあります。特に、冷たい飲み物や甘いものを口にしたときにピリッとした刺激を感じる場合は、知覚過敏の症状かもしれません。
このような症状が出た場合は、研磨剤の少ない歯磨き粉を選ぶ、冷たい飲み物を控えるなどの工夫が必要です。歯科医院で専用の知覚過敏用の処置をしてもらうこともできます。
まとめ

歯石取りは、虫歯や歯周病の予防において大変重要なケアです。理想の頻度は3か月に1回とされ、特に歯周病のリスクが高い人や喫煙者、矯正治療中の人などは、より頻繁に受けることが推奨されます。定期的な受診により、将来の大掛かりな治療を防ぐことにもつながります。
歯科医師の診断に基づいて無理のないペースで通院することが、長期にわたって口腔内の健康を維持するために欠かせません。
歯石取りを検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら、予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
山下 幸樹
経歴
- 2010 大阪歯科大学 卒業
- 2011 医療法人崇仁会 小室歯科 勤務
- 2013 医療法人社団 翔悠会 小濱歯科医院 勤務
- 2017 ヤマシタデンタルクリニック開業
- 2025 歯学博士取得、大阪歯科大学生理学講座 非常勤講師 就任、関西医療学園専門学校 非常勤講師 就任
所属学会
- 日本補綴歯科学会 会員
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本小児歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員
- 日本デジタル歯科学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- 福岡SJCD 会員
- 5-D Japan 会員
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