2026.07.23
もしかして歯周病?歯周病のサインは?放置するリスクと予防法も
こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

「歯磨きをすると血が出る」「口臭が気になる」「歯ぐきが下がってきた気がする」と感じたことはありませんか。このような変化は、歯周病のサインである可能性があります。歯周病は初期には痛みが少ないため、気付かないうちに進行することもあります。
しかし、早い段階でサインに気付き、適切なケアや歯科医院での診察につなげることで、歯や歯ぐきへの負担を抑えられる場合があります。
この記事では、歯周病の基礎知識をはじめ、見逃したくないサインや放置するリスク、日頃から取り組める予防方法についてわかりやすく解説します。
歯周病とは

歯周病とは、歯と歯ぐきの境目に付着した歯垢(プラーク)の中に存在する細菌によって、歯ぐきや歯を支える組織に炎症が起こる病気です。歯周病は、歯ぐきだけに炎症が生じる歯肉炎と、炎症が歯を支える骨(歯槽骨)などにまで及んだ歯周炎の総称です。
初期の歯肉炎では、歯磨きの際に出血したり、歯ぐきが赤く腫れたりすることがあります。
しかし、痛みなどの自覚症状が少ないため、気付かないまま歯周炎へ進行するケースも少なくありません。歯周炎になると、歯を支える骨が徐々に失われ、進行すると歯がぐらつき、最終的には抜歯が必要になる場合もあります。
また、歯周病は日本人が歯を失う主な原因の一つとされています。歯を長く保つためには、毎日のセルフケアだけでなく、定期的に歯科医院で歯周組織の状態を確認し、早期発見・早期対応につなげることが重要です。
歯周病のサインは?

歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状が出ないため、知らず知らずのうちに進行していることもあります。
しかし、いくつかのサインを見逃さずにいることで、早期治療につなげられるでしょう。ここでは、歯周病の代表的な症状について、詳しく解説します。
歯ぐきから出血する
歯磨きをしたときやデンタルフロスを使ったときに歯ぐきから血が出る場合は、歯周病が進行している可能性があります。健康な歯ぐきは、通常の歯磨きで出血することはほとんどありません。
しかし、歯垢(プラーク)がたまると細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、少し触れただけでも出血しやすくなります。
「血が出るから歯磨きを控えたほうがいいのでは?」と思う方もいますが、歯磨きをしないと歯垢がさらにたまり、炎症が改善しにくくなります。出血が何日も続く場合や繰り返し起こる場合は、そのままにせず歯科医院で診てもらいましょう。
歯ぐきが赤く腫れる
健康な歯ぐきは、淡いピンク色で引き締まっていることが一般的です。
一方、歯周病になると細菌による炎症が起こり、赤みが強くなったり、腫れてふくらんで見えたりすることがあります。また、歯と歯ぐきの境目が丸みを帯びたり、以前より歯ぐきの見た目が変わったように感じたりすることもあります。
鏡で口の中を見たときに、歯ぐきの色や形の変化に気付いた場合は注意が必要です。炎症が続くと歯周組織へのダメージが進み、歯周病が悪化することがあります。歯ぐきの腫れや赤みが続く場合は、早めに歯科医院で診察を受けましょう。
口臭が気になるようになる
以前より口臭が気になるようになった場合は、歯周病が関係している可能性があります。
歯周病が進行すると、歯周ポケットの中で細菌が増え、口臭の原因となるにおいの成分が作られます。そのため、歯磨きをしても口臭が気になる状態が続いたり、家族などから口臭を指摘されたりすることがあるのです。
口臭は、舌の汚れや虫歯、口の乾燥など、歯周病以外の原因でも起こります。気になる状態が続く場合は、原因を調べるためにも歯科医院を受診しましょう。
歯ぐきが下がる
歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に失われ、それに伴って歯ぐきが下がることがあります。その結果、歯の根元が見えるようになり、冷たい飲み物や食べ物がしみたり、見た目の変化が気になったりすることがあります。
歯ぐきが下がる原因は歯周病だけではありませんが、歯周病のサインとして現れることもあります。以前より歯が長く見える、歯ぐきが下がってきたと感じた場合は、一度歯科医院で歯ぐきの状態を確認してもらいましょう。
歯がぐらつく
歯がぐらつくようになった場合は、歯周病が進行している可能性があります。歯は歯槽骨や歯根膜などによって支えられています。
しかし、歯周病が進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に失われるため、歯がぐらつくことがあるのです。食事をするときに噛みにくさを感じたり、以前より歯が動くような感覚があったりするときは、早めに歯科医院を受診しましょう。
食べ物が挟まりやすくなる
以前より食べ物が歯と歯の間に挟まりやすくなった場合は、歯周病が関係していることがあります。
歯周病が進行すると歯ぐきが下がり、歯と歯の間に隙間ができるため、食べ物が挟まりやすくなるのです。また、歯を支える組織が弱くなることで、歯の位置がわずかに変化し、さらに食べ物が詰まりやすくなることもあります。
歯ぐきに膿がたまる
歯ぐきから膿が出たり、白いできもののような膨らみができたりした場合は、歯周病が進行している可能性があります。膿は細菌感染による炎症で生じます。歯ぐきを押したときに膿が出たり、口の中に苦い味や嫌な味を感じたりすることもあるでしょう。
膿が出ると症状が一時的に落ち着くこともありますが、原因がなくなったわけではありません。
歯周病を放置するリスク

歯周病は自然に治ることはありません。放置すると、口の中だけでなく、全身の健康にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
歯を失うリスクが高まる
歯周病は、成人が歯を失う大きな原因の一つです。歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に失われ、歯がぐらつくようになります。さらに進行すると歯を支えられなくなり、抜歯が必要になることがあるのです。
口臭が悪化する
歯周病が進行すると、歯周ポケットの中で細菌が増え、口臭が強くなることがあります。口臭は自分では気付きにくく、周囲から指摘されて初めて気付くことも少なくありません。歯周病が原因となっている場合は、治療によって口臭が改善することがあります。
全身の健康に悪影響を及ぼす
歯周病は、口の中だけの問題ではありません。糖尿病や心血管疾患、誤嚥性肺炎などは、歯周病との関連が報告されています。また、妊娠中の歯周病についても、早産や低出生体重児との関連が指摘されています。
歯周病がこれらの病気の直接的な原因と断定されているわけではありませんが、口の健康を保つことは全身の健康を考えるうえでも大切です。
歯周病を予防する方法

歯周病は、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なケアを続けることで予防や進行の抑制が期待できます。歯ぐきの健康を保つためには、日頃の積み重ねが大切です。ここでは、歯周病を予防するために取り組みたいことをご紹介します。
しっかり歯磨きをする
歯周病を予防するためには、毎日しっかり歯磨きをすることが大切です。
歯と歯ぐきの境目を意識して、歯垢(プラーク)を丁寧に落としましょう。力を入れすぎると歯ぐきや歯を傷つけることがあるため、やさしい力で磨くことが大切です。また、毛先が開いた歯ブラシでは汚れを落としにくくなるため、毛先が開いてきたら新しいものに交換しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間にたまる汚れを完全に取り除くことはできません。こうした部分には、歯周病の原因となるプラークもたまりやすく、磨き残しがあると症状が悪化しやすくなります。
そこで活用したいのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。これらのアイテムを使うことで、歯と歯の間にたまった汚れをしっかりと取り除くことができます。毎日の歯磨きにプラスすることで、清掃効果が高まり、歯ぐきの健康を保ちやすくなります。
バランスの良い食生活を心掛ける
栄養バランスのよい食生活は、口の健康を保つためにも大切です。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることは、歯ぐきの健康を保つことにもつながります。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促され、口の中を清潔に保ちやすくなります。
栄養バランスのよい食生活を心がけ、よく噛んで食べる習慣を続けることが、歯ぐきの健康を保つことにつながります。
十分な睡眠やストレス管理を意識する
生活習慣を整えることも、歯周病を予防するために大切です。
睡眠不足やストレスが続くと、体の健康だけでなく口の健康にも影響を及ぼすことがあります。十分な睡眠を取り、適度にストレスを発散するなど、規則正しい生活を心がけましょう。毎日の生活習慣を整えることは、歯ぐきの健康を保ち、歯周病の予防にもつながります。
定期的に歯科検診を受ける
歯周病は初期の段階では自分で気付きにくいため、定期的に歯科検診を受けましょう。
歯周ポケットの測定などの検査を受けることで、歯周病の早期発見・早期対応につながります。また、歯石は歯ブラシなどのセルフケアでは取り除けないため、歯科医院で定期的にクリーニングを受けることも歯周病を予防するために大切です。
まとめ

歯周病は初期の段階では痛みなどの自覚症状が少ないため、気付かないうちに進行することがあります。
しかし、歯ぐきからの出血や腫れ、口臭、歯ぐきが下がるなどのサインに早めに気付き、適切に対応することで進行を抑えられる場合があります。
歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを活用したセルフケア、栄養バランスのよい食生活や規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
また、歯科医院で定期的に歯科検診やクリーニングを受けることで、歯周病の早期発見・早期対応につながります。気になる症状がある場合は、そのままにせず早めに歯科医院で相談しましょう。
歯周病の症状にお悩みの方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら、予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
山下 幸樹
経歴
- 2010 大阪歯科大学 卒業
- 2011 医療法人崇仁会 小室歯科 勤務
- 2013 医療法人社団 翔悠会 小濱歯科医院 勤務
- 2017 ヤマシタデンタルクリニック開業
- 2025 歯学博士取得、大阪歯科大学生理学講座 非常勤講師 就任、関西医療学園専門学校 非常勤講師 就任
所属学会
- 日本補綴歯科学会 会員
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本小児歯科学会 会員
- 日本歯周病学会 会員
- 日本デジタル歯科学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- 福岡SJCD 会員
- 5-D Japan 会員
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