本来の美しさと機能を取り戻す、医学に基づくアプローチ

口元は人の第一印象を決定づける非常に重要なパーツです。
歯の色が気になって思い切り笑えない。
銀歯が見えるのが恥ずかしくて、つい口を手で隠してしまう。
そのようなお悩みは単なる見た目の問題にとどまらず、性格や振る舞い、ひいては人生の質にまで影響を及ぼすことがあります。
私たちヤマシタデンタルクリニックが考える審美治療とは、単に「歯を白くする」「形を整える」だけの美容整形的な処置ではありません。
正しい噛み合わせ、清掃性の高さ、歯茎との調和。
これら医学的な機能を回復させた上に、その人本来が持つ自然な美しさをプラスすること。
それが私たちが目指す「機能美」です。
美しさは健康の上に成り立ちます。
一時的な美しさではなく、生涯にわたって自信を持って笑顔で過ごせるよう、科学的根拠と芸術的感性を融合させた治療を行います。

ヤマシタデンタルクリニックの審美治療におけるこだわり

1. 顔全体のバランスから考える顔貌重視の診断

従来の歯科治療では、お口の中の模型やレントゲン写真だけで詰め物や被せ物を作製することが一般的でした。
しかし、歯は単体で存在するものではありません。
お顔というキャンバスの中に描かれるアートの一部です。
どれほど白く美しい歯を作ったとしても、それがお顔全体のバランスと調和していなければ、かえって不自然に見えてしまいます。
「歯だけが浮いて見える」「口元が飛び出して見える」といった失敗は、お顔全体を見ていないことから起こります。
当院では先進のフェイススキャン「Ray Face」を導入し、患者様の「顔貌(がんぼう)」を3次元データとして取り込みます。
目や鼻の位置、唇のライン、笑った時の口角の上がり方。
これらを客観的に分析し、お顔立ちに最も似合う歯の形、大きさ、色調を導き出します。
お口の中だけでなく、お顔全体の調和をデザインすることで、違和感のない自然な美しさを実現します。

2. 開業前から信頼関係を築く「歯科技工士」との連携

審美治療のクオリティを左右するのは歯科医師の技術だけではありません。
実際に患者様のお口に入る詰め物や被せ物を作製するのは、「歯科技工士」という専門家です。
つまり、歯科医師と歯科技工士のチームワークこそが、治療の成否を分ける最も重要な要因となります。
当院では私が開業する以前から長年にわたり信頼関係を築いている、審美セラミック専門の歯科技工士と密に連携しています。
彼等は単に指示通りに作るだけの職人ではありません。
「技工物は患者様の体の一部となる人工臓器である」という強い信念を持ち、顕微鏡レベルの精度で製作を行うパートナーです。
通常、歯科医師が書いた紙の指示書だけで製作が行われることも多い中、当院では電話やメッセージツール、Web会議などを駆使し、毎日のように詳細な打ち合わせを行います。
私の意図を100%理解してくれる彼等がいるからこそ、自信を持って患者様に技工物をお届けできます。
世界に一つだけの、あなたのためだけの歯を、チーム一丸となって創り上げます。

3. 納得いくまで調整する「試適(してき)」の工程

型取りをして、出来上がってきたものをすぐに接着剤でつけて終わり。
当院ではそのような流れ作業のような治療は行いません。
どれほど精密に作製しても、実際にお口の中に入れた時の感覚や見え方は、つけてみなければ分からない微細な違いがあるからです。
当院では最終的な装着を行う前に、必ず「試適(してき)」という工程を挟みます。
完成に近い状態の歯を実際にお口に入れていただき、鏡を見て確認していただきます。

「もう少し丸みを帯びた形がいい」
「色はもう少し透明感が欲しい」
「噛んだ時の高さが気になる」

患者様ご自身の感覚を大切にし、納得いただけるまで微調整を繰り返します。
必要であれば、一度技工所に戻して修正を行うことも厭いません。
患者様が心から満足し、「これが私の歯だ」と感じていただいて初めて、最終的なセットを行います。

取り扱い素材

審美治療に使用するセラミック素材には、いくつかの種類があります。
当院では強度と審美性のバランスに優れた「ジルコニア」と「e-max(イーマックス)」の2種類をメインに採用しています。
特筆すべきは、当院ではこれら2つの素材を「同等の価格」設定にしていることです。
価格差があると、どうしても「安いからこちらにする」「高いから良いはずだ」という選び方になってしまいがちです。
しかし、本来選ぶべき基準は、患者様の噛み合わせの力や、治療する歯の場所、そしてどのような色調を出したいかという「適性」であるべきです。
費用のことを気にせず、本当にご自身のお口に合ったベストな素材を選んでいただきたい。
その想いからシンプルで分かりやすい料金体系としています。

ジルコニア(人工ダイヤモンド)

ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬いセラミック素材です。

圧倒的な強度

金属に匹敵する強度を持ち、割れや欠けに非常に強い素材です。

奥歯に最適

噛む力が強くかかる奥歯や、ブリッジ(連結した被せ物)にも安心して使用できます。

変色しない

吸水性がないため、長期間使用しても変色しません。

生体親和性

体に優しく、アレルギーの心配がありません。

以前のジルコニアは白すぎて透明感がないと言われていましたが、近年の材料は進化しており、天然歯に近い色調を再現できるようになっています。

e-max(二ケイ酸リチウムガラスセラミック)

e-maxはガラス成分を含んだセラミック素材で、天然歯に極めて近い透明感と美しさを持っています。

抜群の審美性

光を透過する性質があり、隣の天然歯と見分けがつかないほど自然になじみます。

歯と一体化

接着剤との相性が良く、歯と化学的に強固に結合するため、虫歯の再発リスクを低減できます。

適度な硬さ

天然歯に近い硬さのため、噛み合う対合歯(向かい側の歯)を傷めません。

前歯に最適

見た目の美しさが求められる前歯の治療に特に適しています。

患者様のお口の状態やご希望に合わせて、どちらの素材が適しているか、プロの視点からご提案いたします。

デジタル技術を駆使した治療プロセス

  • STEP 1カウンセリング
    まずは患者様のお悩みやご希望をじっくりとお伺いします。
    「歯の色を白くしたい」「すきっ歯を治したい」「銀歯をなくしたい」など、どのようなことでもお話しください。
    フェイススキャンで撮影した画像をもとに、お顔全体のバランスを見ながら、理想のゴールを共有します。
  • STEP 2精密検査・スキャニング
    正確な詰め物や被せ物を作るためには、正確な型取りが不可欠です。
    当院では「口腔内スキャナー」を使用し、光で歯型を読み取ります。
    従来の粘土のような材料を口に入れる必要がないため、嘔吐反射がある方でも苦しくありません。
    また、変形のない精密なデータを得ることができるため、技工物の適合精度が格段に向上します。
  • STEP 3プロビジョナル(仮歯)でのシミュレーション
    歯を削った後、いきなり最終的な被せ物を入れることはありません。
    まずは精密な「仮歯(プロビジョナルレストレーション)」を装着し、日常生活を送っていただきます。
    この仮歯で、噛み合わせに問題がないか、形や大きさが顔に馴染んでいるか、発音しにくくないかなどを確認します。
    仮歯の段階で徹底的に問題を洗い出し、修正することで、最終的な仕上がりの失敗を防ぎます。
  • STEP 4技工物の製作
    お口のデータ、お顔のデータ、仮歯での調整データ、そして私の指示書をもとに、熟練の歯科技工士が顕微鏡を使って一つひとつ丁寧に製作します。
    色調を再現するために、患者様の歯の写真を共有し、複雑な色のグラデーションを作り出します。
  • STEP 5試適・調整・セット
    出来上がった技工物をお口に入れ、色や形、噛み合わせの最終確認(試適)を行います。
    患者様と歯科医師の双方が納得した上で、特殊な接着剤を用いてしっかりと装着します。

治療メニュー

セラミッククラウン

歯全体を覆う被せ物です。 虫歯が大きく進行して神経を取った歯や、過去の治療で入れた金属の被せ物をやり直したい場合に適しています。
ご自身の歯の向きや大きさを大幅に変えることができるため、歯並びのプチ矯正としても利用されます。

セラミックインレー

虫歯を削った後に詰める、部分的な詰め物です。
保険診療の金属(銀歯)やプラスチックと異なり、汚れがつきにくく、変色もしません。
歯と隙間なく接着するため、虫歯の再発(二次カリエス)を防ぐ効果も高い治療法です。
笑った時に銀歯が見えるのが気になる方に推奨しています。

ラミネートベニア

歯の表面をごく薄く(0.3mm〜0.5mm程度)削り、付け爪のように薄いセラミックのシェルを貼り付ける方法です。
主に前歯の治療に用いられます。
歯を削る量が非常に少なく、神経を残したまま治療ができるため、歯へのダメージを最小限に抑えられます。
ホワイトニングでは白くならない変色歯や、すきっ歯の改善、歯の形を整えたい場合に有効です。

金属アレルギーへの配慮

保険診療で一般的に使われる「金銀パラジウム合金」などの金属は、長期間お口の中にあると、唾液に溶け出して体内に蓄積されることがあります。
これが原因で、手足の湿疹やかゆみなどの金属アレルギー症状を引き起こすことが知られています。
当院の審美治療で使用するジルコニアやe-maxは、金属を一切使用しない「メタルフリー」素材です。
金属アレルギーの心配がないだけでなく、金属イオンによる歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)も防ぐことができます。
お体の健康を守るという意味でも、メタルフリー治療をお勧めします。

よくあるご質問

Q. 保険の白い歯とは何が違うのですか?

保険診療でも、プラスチック(レジン)を使用した白い歯を入れることは可能です。
しかし、プラスチックは吸水性があるため、時間が経つと黄色く変色したり、汚れが付着しやすくなる為、口臭の原因になったりすることがあります。
また、強度が低いため、割れたりすり減ったりしやすいという欠点があります。
一方、自費診療のセラミック(ジルコニア・e-max)は、変色せず、汚れもつきにくく、強度も高いため、長期間美しさと機能を維持することができます。

Q. 治療期間はどのくらいかかりますか?

本数や内容によりますが、型取りから完成までは通常2週間程度お時間をいただいております。
これは歯科技工士が一つひとつ手作業で精密に製作するための期間です。
お急ぎの場合はご相談に応じますが、品質を担保するために必要な期間であることをご理解ください。

Q. 割れることはありませんか?

セラミックは非常に硬い素材ですが、強い衝撃(歯ぎしりや食いしばり、事故など)が加わると、ご自身の天然歯と同様に割れる可能性はゼロではありません。
当院では噛み合わせを慎重に調整し、割れるリスクを最小限に抑えます。
また、就寝中の歯ぎしりから歯を守るためのマウスピース(ナイトガード)の使用をお勧めする場合もあります。

Q. どの素材が良いか分かりません

ご安心ください。
患者様ご自身で決めていただく必要はありません。
検査結果をもとに、噛み合わせの強さや部位、ご希望の白さなどを総合的に判断し、プロの視点から最適な素材をご提案します。
ジルコニアとe-max、それぞれのメリットを分かりやすくご説明いたします。

鏡を見るたびに嬉しくなる笑顔へ

鏡を見るたびに嬉しくなる。
人前で堂々と笑えるようになる。
審美治療はあなたの内面まで明るく照らす力を持っています。
ヤマシタデンタルクリニックではお一人おひとりの患者様と真剣に向き合い、一生大切にしたいと思える歯をご提供します。
美しさと健康、その両方を手に入れたい方は、ぜひ当院へご相談ください。