マウスピース矯正で痛いと感じるのはどうして?痛みの原因と対処法

2026.03.12

2026.03.12

マウスピース矯正で痛いと感じるのはどうして?痛みの原因と対処法

こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

マウスピース矯正中に痛みを感じる女性

マウスピース矯正は、透明な装置を装着して少しずつ歯並びを整えていく治療法として広く知られるようになりました。装置が目立ちにくく取り外しもできるため、多くの人に選ばれています。

しかし、なかには「マウスピース矯正は痛いのではないか?」と不安を感じる方も少なくありません。矯正治療では歯を動かすため、多少の違和感や痛みを覚えることがありますが、その原因や対処方法を知っておくことで過度な心配を減らすことができます。

この記事では、マウスピース矯正で痛みを感じる理由や痛みが続く期間、負担を和らげるための方法について詳しく解説します。

マウスピース矯正とは

マウスピースを乗せた手

マウスピース矯正とは、プラスチックで作られた装置を使用して歯並びを整えていく矯正治療の一つです。患者さんごとの歯並びデータをもとに複数のマウスピースを作製し、一定の期間ごとに装置を交換しながら歯を少しずつ理想的な位置へ導いていきます。

治療に使用する装置は透明な素材で作られているため、装着していても気づかれにくい点が特徴です。また、取り外すことができるため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。

一方で、マウスピース矯正では装置の装着時間を守ることが重要です。装着時間を守らないと、計画どおりに歯を動かすことができません。治療をスムーズに進めるためには、歯科医師の指示に従って装置を装着することが重要なのです。

マウスピース矯正で痛いと感じる原因

マウスピース矯正で痛いと感じる原因を考えるイメージ

マウスピース矯正では、歯を少しずつ動かしながら歯並びを整えていきます。その過程で歯や歯ぐき、口の中の粘膜に負担がかかることで痛みを感じることがあるのです。痛みの出方は人によって異なりますが、原因を理解しておくことで不安を軽減できるでしょう。

ここでは、マウスピース矯正で痛みを感じる主な原因について解説します。

歯の移動による圧力

マウスピース矯正では、装置によって歯に力を加え、少しずつ位置を変えていきます。歯は歯ぐきの中にある骨に支えられており、矯正治療では力を加えることで骨の吸収と再生を繰り返しながら歯が動いていきます。

このとき歯の周囲にある歯根膜という組織が刺激されるため、押されるような感覚や鈍い痛みを感じることがあるのです。特にマウスピースを交換した直後は歯に新しい力が加わるため、圧迫感を覚えることがあります。

装置による粘膜の刺激

マウスピースは精密に作られていますが、装着中にマウスピースの縁(ふち)が歯ぐきや頬の内側、舌などの粘膜に当たると痛みや違和感を覚えることがあります。口の中はとても敏感なため、わずかな刺激でも気になりやすいのです。

特に、矯正を始めたばかりの頃や、新しいマウスピースに交換した直後は、素材の硬さや形に口の中が慣れておらず、ひりひりしたり擦れて痛くなったりすることがあります。

装着時間の不足

マウスピース矯正では、装置を1日20〜22時間装着する必要があります。

この時間を守らず装着時間が短くなると、歯の動きが不安定になり、マウスピースが歯にしっかりフィットしなくなります。その結果、痛みや違和感が強くなることがあるのです。

特に、食事や会話のあとに再装着を忘れた場合、歯が元の位置に戻ろうとする力が働き、痛みを感じる要因になります。また、マウスピースの交換タイミングを守らないことも、痛みを引き起こす一因です。

計画通りに治療を進め、痛みの発生を防ぐためには、装着時間や交換時期をきちんと管理する必要があります。

新しいマウスピースの装着直後

マウスピース矯正では、段階的に新しいマウスピースへ交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。

新しいマウスピースを装着した直後は、それまでの位置からさらに歯を動かす力が加わるため、歯や歯ぐきに圧力がかかり、痛みを感じやすくなります。このときの痛みは、歯が動こうとする自然な反応であり、しばらくすると落ち着くのが一般的です。

虫歯や歯周病などのトラブル

矯正治療中に痛みを感じる原因として見逃されがちなのが、虫歯や歯周病などの口腔内の疾患です。マウスピースを装着していると唾液による自浄作用が弱まり、細菌が繁殖しやすい環境になるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、矯正による力で歯が移動している最中に、炎症がある歯や歯ぐきに負担がかかると、痛みが強く出ることがあります。これらのトラブルは、矯正による痛みとは異なる性質を持つため、放置すると悪化する可能性もあります。

マウスピース矯正中に痛みが続く期間

マウスピース矯正中に痛みが続く期間のイメージ

マウスピース矯正で感じる痛みは、長く続くものではないことがほとんどです。新しいマウスピースに交換した直後は歯に力が加わるため、押されるような感覚や違和感が出ることがあります。

マウスピースを交換してから現れる痛みは1〜2日ほどで強くなることが多く、その後は時間の経過とともに徐々にやわらいでいきます。多くの場合、1週間ほど経つと痛みは落ち着き、日常生活のなかでも気にならなくなるでしょう。

ただし、痛みが長く続く場合や強い違和感がある場合には、何らかの問題が起こっている可能性があります。気になる症状があるときは、歯科医院で状態を確認してもらうことが大切です。

マウスピース矯正で痛みがあるときの対処法

マウスピースを調整する様子

ここでは、マウスピース矯正で痛みがあるときの対処法をご紹介します。

痛み止めを服用する

矯正中の痛みが強いときには、痛み止めを一時的に使う方法もあります。市販の鎮痛剤を正しく服用することで、不快感を軽くすることが可能です。

ただし、薬に頼りすぎず、用法・用量を守ることが大切です。また、市販の鎮痛剤のなかには、治療に影響を及ぼす成分が含まれているものもあるため、事前に歯科医師に相談してから服用すると安心です。

長引く痛みや、薬を服用しても改善しない場合は、自己判断せずに歯科医師に相談しましょう。

装置を正しく装着する

マウスピースは歯にしっかりと合った状態で装着することが大切です。うまく装着できていないと、特定の歯にだけ力が強くかかって痛みが出やすくなります。

装着時は鏡を見ながら、マウスピースが歯にしっかりはまっているか確認しましょう。また、アライナーチューイーという補助器具を使うことで、全体を均等にフィットさせることができます。

装置を調整してもらう

マウスピースの縁が口の中に当たると、粘膜に刺激が加わることがあります。違和感が続く場合は、歯科医院で装置の縁を整えてもらうことで当たり方が変わることがあります。自分で削ったり形を変えたりすると、装置の機能に影響が出る可能性があります。

違和感があるときは歯科医院で確認してもらうことが大切です。

口腔内を清潔な状態に保つ

マウスピース矯正中は、口の中のケアを丁寧に行うことが大切です。歯やマウスピースの間に汚れがたまったままだと、細菌が増えやすくなり、虫歯や歯周病、口内炎などのトラブルが起こる可能性があります。

特に、痛みがあるときは、その部分に刺激が加わらないよう、やわらかい歯ブラシを使ったり、こまめにうがいをしたりすることがポイントです。また、マウスピース自体も毎日しっかりお手入れをして清潔な状態に保つようにしましょう。

毎日のケアを丁寧に続けることで、口の中を清潔な状態に保ち、痛みの悪化を防ぐ効果が期待できます。

柔らかい食事を心がける

歯が敏感になっているときに硬い食べ物を噛むと、歯に強い力がかかります。そのため、痛みがあるときは歯への負担が少ない食事を選ぶことが大切です。スープや煮込み料理、やわらかいご飯など、噛む力があまり必要ない食事を選ぶことで、食事中の負担を減らすことができます。

歯科医師に相談する

痛みが数日以上続く、強くなる、特定の歯だけが痛いといった場合は、自己判断せずに歯科医師に相談しましょう。装置が合っていない、歯の動きに問題があるなど、専門的な対応が必要なケースもあります。

また、マウスピースにわずかなズレや破損があるだけでも、口内の粘膜を刺激して痛みを引き起こすことがあります。そうした異常を早期に発見し、適切な修正や調整を行うことで、トラブルの悪化を防げます。

計画どおりに治療を進めるためには、痛みを我慢せず、違和感があれば早めに相談することが大切です。

まとめ

マウスピースを持って笑顔を見せる女性

マウスピース矯正では、歯を少しずつ動かして歯並びを整えていくため、装着した直後などに歯が押されるような感覚や違和感が出ることがあります。

痛みの原因としては、歯に力が加わることや装置が粘膜に当たること、装着時間が不足していること、虫歯や歯周病などのトラブルなどが挙げられます。原因によって対処方法が異なるため、痛みの理由を知ることが大切です。

痛みがあるときは、装置を正しく装着することや口腔内を清潔に保つこと、歯に負担の少ない食事を選ぶことなどで負担を軽減できる場合があります。違和感が強い場合や長く続く場合は、歯科医師に相談して口腔内の状態を確認してもらうことが重要です。

マウスピース矯正を検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。