2023.07.05
銀歯と金属アレルギーについて①
金属アレルギーといえば、ピアスやネックレスなどのアクセサリーが直接肌に触れることで、
かぶれたりすることと認識されがちですが、実は、それだけではありません。
皮膚科を受診して、お口の中の金属が原因になることもあります。
お口の中にある金属の代表格は『銀歯』や詰め物、金属の土台、
部分入れ歯の引っ掛け用の金具がはいります。
しかし、歯の治療を何年もしていない方は、「なぜ今更急に?」と驚かれます。
これが厄介な点で、金属アレルギーは何年も経ってから発症することも多いため、
すぐにそれが原因と気付かず、症状に悩まされ続けてしまうことがあります。
お口の中の金属は常に唾液に触れています。
金属は唾液などに触れると反応し、ごく微量ずつ溶け出します。
それが体内でタンパク質と結合し、
体に溜まり続け許容量を超えた時にアレルギー症状が起こります。
これらは個人差があるため、金属を入れてすぐに反応する人もいれば
何年も経ってから発症する人、発症しない人がいます。
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