虫歯の痛みが自然になくなった!①

2024.06.02

2024.06.02

虫歯の痛みが自然になくなった!①

たまに「歯に激痛があったけど、その後痛みがすっとなくなった」という話を聞いたことがあります。
そこまで強い痛みを歯医者に行かずに痛め止めなどを飲んだりして我慢し、
やり過ごした方は治ったと思う方や、痛くなったからいいかなと放置する方が多いのではないのでしょうか?

それはお口の中にとって、とても危険なのです。
その危険はお口の中だけではなく、全身にも及ぶ可能性があります。もしかしたらそれが死因になってしまうなんてこともあるかもしれません。

お口は全身の入り口であり、とても深い繋がりがあるのです。

今回は激痛の後に痛みがなくなったとき歯にはなにが起こっているのか。
そしてそのまま放っておいてしまうとお口の中はどうなってしまうのか、全身にはどのような影響があるのかを説明していきたいと思います。

もし、大きい虫歯や、過去にとても強い痛みがあったけどそのまま放置してしまった人はこの記事を読んで早いうちに歯科医院に行くようにしてください!
そもそも歯に激痛があるときは、歯の中でなにが起こっているのでしょうか?

歯に激痛があるとき、だいたいの場合は自分の舌で触ってもわかるくらいの大きい虫歯ができているのではないかと思います。
もしかしたら銀歯の下などで大きくなっていて気づかない場合もあるかもしれないですね。

なにもしなくても歯がズキズキ痛む…
夜も寝られない…

このような状態になっている場合は歯の中にある神経が炎症を起こしている考えられます。それを歯髄炎といいます。
歯髄は神経や血管のなどが集まった組織で、虫歯などで歯髄が細菌に感染して炎症を起こしてしまうと、その中の血液の量が増え、神経を圧迫してしまいます。
その時に歯に激痛が起こってしまうのです。

血液の流れによって痛みが出るので、ドクンドクンというような脈打つ流れと共に痛みがでることもあります。
そこで普通は歯科医院に行くのですが、痛み止めなどを飲んで我慢したり、その場をやり過ごした場合、とても痛かった痛みがすっとなくなる時があります。

それ以降全く痛みもなくて、良かった〜なんて思ってはいないでしょうか?
実はその時歯の中では、神経が耐えることができず死んでしまった可能性が大きいです。

痛みが出てからなくなるまで歯の中ではこのようなことが起きています。

痛みはなくなって良かったかもしれませんが、神経が死んでしまい、しかもそのままにしておくことは歯にとってマイナス面しかありません。
神経が中で死んだまま放置すると、その歯はその後どうなっていくのでしょうか。

神経が死んでしまってそのままにしていると、その中で神経が腐ってしまったり細菌に感染したりしてしまいます。
そうなると歯の根っこの先から細菌や毒素を出し、そこに膿の袋ができるのです。
それから逃げるように、周りの骨は吸収されていきます。

膿の袋ができてしまうと歯茎がぷっくり腫れることもありますし、歯茎に穴が開いてそこから常に膿が出てくる場合もあります。

痛みに関しても、出ない場合もあれば、噛んだ時に痛かったり、なにもしなくても激痛になる場合もあります。
それは状況によるのですが、そうなってしまうと神経の通路をきれいにする治療をしなければなりません。

その治療は元々時間がかかり、回数を必要とする治療なのですが、膿の袋ができてしまっていると状況が悪く、さらに治りにくくなってしまうので回数もかかってしまいます。
しかもその治療だけでは完治しないこともあり、場合によっては歯茎を切って直接膿の袋を取り出したり、根っこの先を切断するという外科手術をしなければならなくなる場合もあります。

他には、神経が死んでしまったということはだいたいの場合、大きい虫歯ができていると思います。
歯科医院に行かないで放っておいてしまうと、その虫歯がどんどん進んでいってしまいます。
しかもすでに神経が死んでしまっていると当たり前ですが痛みも感じません。

虫歯は治療することで詰め物や被せ物をすることができますが、歯茎の上の部分から歯茎の下の根っこの部分まで虫歯が進行してしまうと、治療しても噛む力を支えられなかったり、治療すらできなくなってしまったりするために抜かなければいけなくなってしまいます。

抜いてしまうとブリッジやインプラント、部分入れ歯など、次の治療に進まなければいけません。

それから虫歯が大きくなっていると、その歯は噛み合うことができなります。
そうすると元々噛み合っていた反対側の歯は相手がいなくなり、伸びてきてしまう場合があるのです。
そうすると噛み合わせが狂ってしまい、その後の治療が更に大変になってきてしまいます。

痛みがなくなったからといって放置してしまうと、後々大変になってしまうのは自分なのです。
しかもそれはお口の中に限らず、全身にも影響してしまうかもしれません。
それに関しては次の記事で説明していきます。