2026.01.15
前歯をセラミックにするメリット・デメリット!費用や使用される素材も
こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

前歯は、笑ったときや会話の際に目に入りやすく、口元の印象を大きく左右する部位です。虫歯の治療をきっかけに「白い歯にしたい」と考える方や、見た目のコンプレックスを改善するためにセラミック治療を検討する方も少なくありません。
しかし、「前歯をセラミックにすると何が変わるのか」「費用はどれくらいかかるのか」「どんな素材が使われるのか」など、疑問や不安を感じている方も多いでしょう。
この記事では、前歯をセラミックにするメリット・デメリットと、使用されるセラミック素材の特徴について解説します。前歯の治療で後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
前歯のセラミック治療にはどんな方法がある?

前歯のセラミック治療は、大きく分けて歯全体を覆う方法と、歯の表面を薄く覆う方法の2つがあります。ここでは、2つの治療法を紹介します。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは、歯を一周削って歯全体を覆う被せ物をする治療です。前歯の虫歯が大きい場合や、過去に神経の治療をして歯が弱くなっている場合、欠けや変色が強い場合などに選択されます。
歯を全体的に覆うため、色や形、大きさを調整しやすい点が特徴です。歯並びや左右差を整えたい場合にも対応しやすく、見た目を大きく改善したい方に選ばれています。
ただし、歯に被せ物をする治療であるため、歯並びを大きく改善することはできません。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、セラミック製のシェルを貼り付ける治療法です。歯全体を覆うクラウンとは比べて、削る量を抑えられます。前歯の色ムラや軽度の変色、すき間、わずかな形の違いなど、歯の表面の見た目を整えたい場合に選ばれることが多いです。
ただし、噛み合わせが強い方や、歯ぎしり・食いしばりのある場合、歯の欠けが大きいケースでは、ラミネートベニアが適さないこともあります。
前歯の治療でセラミックを選ぶメリット

セラミックは、見た目の自然さだけでなく、機能面や健康面でも多くのメリットがあります。ここでは、前歯治療にセラミックを選択すると得られるメリットについて解説します。
自然な見た目になる
前歯は人から見えやすいため、奥歯は見た目にこだわらない人でも、前歯はきれいにしたいと考える人が多いでしょう。
セラミックは天然歯に近い色合いや透明感を再現できるため、周囲の歯と違和感なく馴染みやすいです。そのため、前歯の治療として多くの方に選ばれています。
前歯に使用できる白い人工歯には、CAD/CAM冠や硬質レジン前装冠もありますが、どちらもレジン(歯科用プラスチック)が含まれており、セラミックのような透明感は期待できません。セラミックにすると、人から不自然な口元だと思われる心配がなくなり、前歯を気にして笑ったり話したりするのを控える必要がなくなるでしょう。
長期的に維持できる
銀歯などの金属素材は劣化しやすいため、短期間で交換が必要になる場合もあります。メンテナンスの状況にもよりますが、5年程度で寿命を迎えることが多いです。
一方で、セラミックは耐久性にも優れており、適切にメンテナンスを行えば長期間にわたり安定した状態を保てます。寿命は10〜15年以上といわれており、長期的にみて費用対効果が高いと感じる人も多いです。
金属アレルギーの心配が少ない
セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーの心配がない素材です。銀歯では唾液によって金属イオンが溶け出し、歯茎が黒ずむことがありますが、セラミックでは歯茎が黒ずむ心配もありません。
ただし、セラミックの種類にはメタルボンドという金属を使用した素材もあります。アレルギー症状が心配な方は、金属を一切使用しない素材を選びましょう。
虫歯のリスクを下げられる
銀歯の場合、経年劣化によって歯との間に隙間が生じやすいため、細菌が入り込んで虫歯を再発することは少なくありません。銀歯の表面がざらざらとしており汚れがつきやすいことも、虫歯のリスクが高い要因です。
一方で、セラミックはなめらかな表面になっており、プラーク(歯垢)が付着しにくい性質があります。歯との適合性が高く、隙間が生じにくいため、詰め物との間や被せ物の内側で虫歯が再発するリスクを抑えられます。
着色・変色しにくい
保険適用できるCAD/CAM冠や硬質レジン前装冠には、レジンが含まれています。レジンは吸水性があるため、コーヒーや紅茶、ワイン、カレーなど色の濃い飲食物で変色しやすいです。
一方で、セラミックは飲食物による着色が起こりにくい性質があります。前歯は着色が目立ちやすい部位ですが、セラミックであれば清潔感のある印象を長く保ちやすいでしょう。
前歯の治療でセラミックを選ぶデメリット

治療を選択する際は、デメリットについても理解したうえで判断することが大切です。ここでは、前歯の治療でセラミックを選ぶ際に知っておきたい注意点を解説します。
費用が高い
前歯をセラミックにする際のデメリットとして、まず挙げられるのが費用の高さです。セラミックは保険診療の対象外であり、使用する素材や歯の本数によっても価格は大きく変動します。
例えば、オールセラミックの場合1本あたり8万〜15万円程度、ジルコニアを使用した場合は10万〜18万円程度が一般的です。
費用が高くなる理由として、セラミック素材そのものが高品質であることのほか、歯科技工士による高度な技術や工程の多さが挙げられます。特に前歯は見た目の美しさが求められるため、色味や形の調整に時間と手間がかかり、治療費が高くなりやすい点は理解しておく必要があるでしょう。
健康な歯を削る必要がある
セラミックの被せ物は割れるリスクがあるため、厚みを持たせます。そのままの状態で被せようとすると、隣の歯とのスペースが不足して装着できないため、天然歯を削る必要があるのです。
「歯を削ることに抵抗がある」「将来的に歯の寿命を縮めないか不安を感じる」という方にとっては、デメリットといえるでしょう。
また、削る量が多くなると、歯の内部にある神経に近づき、しみる症状や痛みが出る可能性もあります。後悔しないためには、「どの程度削る必要があるのか」「どのようなリスクがあるのか」について、歯科医師から十分な説明を受けることが大切です。
割れるリスクがある
セラミックは非常に硬く耐久性も高い素材ではありますが、硬いものを噛んだり、衝撃が加わったりすると欠けたり割れたりすることがあります。特に前歯は、食事以外にも日常的に力が加わりやすい部位です。無意識の歯ぎしりや噛み締めがある場合、セラミックに過度な負担がかかることがあります。
前歯の治療に使用されるセラミックの素材

前歯の治療に使用されるセラミック素材にはいくつかの種類があります。素材によって特徴や見た目、耐久性、費用などが異なるため、ご自身の希望やライフスタイルに合ったものを選びましょう。
オールセラミック
オールセラミックは、金属を一切使用せず、すべてセラミックで作られた被せ物です。光を適度に透過する性質があり、天然歯に近い透明感や色調を再現できます。
そのため、隣の歯となじみやすく、治療した歯だけが浮いて見えにくいというメリットがあります。また、金属を使用しないため、歯茎が黒ずんだり、金属アレルギーを起こしたりする心配がありません。
前歯の見た目を重視したい方や、笑ったときの印象を自然に整えたい方に選ばれやすい素材です。
e-max
e-max(イーマックス)は、オールセラミックの一種で、ガラス系セラミックを主成分としています。透明感が高く色調の再現性にも優れているため、周囲の歯となじみやすく、自然な仕上がりを目指しやすいでしょう。
「できるだけ天然歯に近い見た目にしたい」「前歯の色や形を細かく調整したい」という場合に、選ばれることが多い素材です。
ジルコニア
ジルコニアは非常に硬く、割れにくい特徴があります。耐久性が高いため、奥歯や複数本を連結するブリッジ治療で使用されることが多い素材です。
前歯にも使用できますが、オールセラミックと比べて透明感は低めです。そのため、見た目の美しさを重視する方はオールセラミックやe-maxが向いているかもしれません。
メタルボンド
メタルボンドは、内側に金属を使用し、その表面をセラミックで覆った被せ物です。強度が高く、噛む力が強くかかる歯やブリッジ治療などで使用されることがあります。
ただし、内側に金属が入っているため、光の透過性はオールセラミックより劣ります。また、金属が含まれるため、金属アレルギーの方は使用できません。長期間使用するうちに歯茎の境目が黒ずんで見えることがある点もデメリットといえます。
前歯をセラミックにする場合の費用

前歯のセラミック治療の費用は、選択する素材や治療の難易度、歯科医院による価格設定などによって変動します。一般的に、セラミッククラウン1本あたりの相場は7万円から15万円程度です。ジルコニアやe-maxといった高品質な素材を使用する場合は、15万円以上になることも珍しくありません。
ラミネートベニアの場合は、1本あたり5〜15万円程度かかることが多いです。治療する歯の本数が多くなるほど費用は高額になります。治療後のイメージやリスクなどについて、歯科医師からよく説明を聞き、納得したうえで治療をうけましょう。
まとめ

セラミックは自然な見た目を再現しやすく、変色しにくい素材です。汚れがつきにくく、虫歯になりにくいというメリットがあります。一方で、費用が高額になる点や、健康な歯を削る必要がある点も知っておきましょう。
前歯をセラミックにする治療には、被せ物で歯全体を覆うセラミッククラウンや、歯の表面を薄く覆うラミネートベニアといった方法があります。前歯は見た目への影響が大きい部位だからこそ、治療方法や素材を十分に理解したうえで選択することが重要です。
仕上がりのイメージや歯への負担、将来的なメンテナンスも含めて歯科医師とよく相談し、自分に合った前歯のセラミック治療を検討しましょう。
前歯のセラミック治療を検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら、予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。