2025.07.17
歯のクリーニングで痛いと感じるのはなぜ?原因と対処法
こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防、口元の清潔感を保つために欠かせないケアのひとつです。
しかし、クリーニング中に痛いと感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。痛みを感じると、次回の受診をためらうかもしれませんが、痛みには原因があり対処法も存在します。
この記事では、歯のクリーニングで痛みを感じる理由や考えられる症状、痛みを和らげるための工夫について詳しく解説します。
歯のクリーニングで行うこと

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、口腔内の健康を保つために欠かせない処置のひとつです。日常の歯磨きでは落としきれない汚れを専門的に取り除くことで、清潔な口腔環境を維持できます。
ここでは、歯科医院で受けるクリーニングの主な内容について解説します。
歯石やプラークの除去(スケーリング)
歯のクリーニングで最も基本的な工程が、歯石やプラーク(歯垢)の除去です。プラークは細菌のかたまりで、放置すると唾液中のカルシウムなどと反応して石のように硬くなり、歯石へと変化します。
歯石は通常の歯磨きでは除去できず、専用の器具を用いたスケーリングによって取り除く必要があります。
スケーリングでは、金属製の器具(手用スケーラー)や超音波スケーラーを使用して、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着した歯石を丁寧に取り除きます。歯周ポケットの内部に溜まった汚れは、歯周病の進行に直結するため、徹底して除去しなければなりません。
歯面の研磨(ポリッシング)
歯石の除去後は、歯の表面をなめらかに仕上げるためのポリッシングを行います。専用の研磨ペーストと回転ブラシなどを用いて、歯面に残った細かな汚れを取り除きながら、表面をツルツルに磨き上げます。
これにより、汚れが再び付着しにくくなるだけでなく、見た目の清潔感も向上します。
フッ素の塗布や口腔内チェック
クリーニングの仕上げとして、歯の再石灰化を促すフッ素塗布を行うこともあります。フッ素は歯質を強化し、虫歯になりにくい環境をつくる効果が期待できるため、特に虫歯のリスクが高い方に推奨されます。
さらに、クリーニングの際には歯科衛生士や歯科医師が口腔内の状態を細かくチェックするため、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。自覚症状がなくても、定期的にプロの目による確認を受けることで、トラブルの早期対処が可能になります。
歯のクリーニングで痛いと感じる原因

歯のクリーニングは多くの人が受ける一般的な処置ですが、人によっては痛いと感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があり、その背景にはさまざまな要因が関係しています。
ここでは、歯のクリーニング中に痛みを覚える主な原因について詳しく見ていきましょう。
歯ぐきが炎症を起こしている
歯周病や歯肉炎などで歯ぐきが炎症を起こしている場合、クリーニング中に刺激を受けて痛みが出やすくなります。歯石が溜まっている部位では、歯科医師や歯科衛生士が器具で汚れを取り除く際に、腫れた歯ぐきに触れて出血を伴ったり痛みを感じたりすることもあるでしょう。
健康な歯ぐきであれば、こうした痛みはほとんどありません。
歯が知覚過敏の状態にある
冷たい飲み物や風に反応して歯がしみる場合、知覚過敏の可能性があります。知覚過敏の状態では、クリーニング中に水や空気がかかるだけでも痛みを感じることがあります。
特に、エナメル質がすり減って象牙質が露出している場合、軽い刺激にも反応しやすくなります。
歯石の付着が多い
長期間クリーニングを受けていなかったり、日々のセルフケアが不十分だったりすると、歯石が広範囲にわたって硬く付着していることがあります。このような場合、除去に時間がかかり、処置中の刺激が強くなる傾向があります。
使用する器具による刺激
クリーニングでは、超音波スケーラーや手用スケーラーなどの器具を使用して歯石を除去します。器具の振動や先端が歯や歯ぐきに当たり、不快感や痛みが出ることがあります。
特に、超音波スケーラーは、振動と水流で汚れを落とす仕組みのため、敏感な方は刺激を強く感じる場合があります。
緊張や不安による感覚の過敏化
治療に対する緊張や恐怖感が強い場合、通常であれば気にならない程度の刺激にも過敏に反応することがあります。歯科治療に苦手意識がある方は、体がこわばり、痛みを過剰に感じる傾向が見られます。
歯のクリーニングのときの痛みを防ぐ方法

痛みを感じずに快適に歯のクリーニングを受けるためには、事前の対策が効果的です。ここでは、痛みを軽減するための具体的な方法についてご紹介します。
口腔内を健康な状態に保っておく
クリーニング中の痛みを和らげるために、日頃から歯ぐきを健康に保つことが大切です。歯ぐきに炎症があると、器具による刺激に敏感になり、痛みを感じやすくなります。
毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、歯と歯の間の汚れもきちんと取り除くようにしましょう。定期的なセルフケアを継続することで、歯石の付着も少なくなり、クリーニング時の負担が軽くなります。
知覚過敏の対策をしておく
冷たいものがしみるなど、知覚過敏の症状がある場合は、あらかじめ歯科医師に伝えておきましょう。また、日常的に知覚過敏用の歯磨き粉を使用することも、症状の軽減につながります。
痛みが不安なことを事前に伝える
歯科医院では、痛みに対する配慮が可能な場合があります。痛みへの不安や過去の経験をあらかじめ伝えておくことで、より丁寧な処置を受けられる可能性が高まります。遠慮せずに相談することが、安心してクリーニングを受けるための第一歩です。
定期的なメンテナンスを続ける
長期間クリーニングを受けていない場合、歯石が硬く付着していることが多く、除去に時間がかかるため痛みを感じやすくなります。定期的にクリーニングを受けていれば、歯石の量も少なく、処置にかかる負担も軽減されます。
3〜6ヶ月ごとのペースで通院することで、クリーニングそのものもスムーズに進み、痛みを感じにくい状態を保てます。
歯のクリーニングを受けるメリット

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病の予防を目的とするだけでなく、見た目や口腔環境の改善にもつながる重要なケアです。毎日の歯磨きだけでは取り除けない汚れを専門的に除去することで、口腔内の健康状態をより良い状態で保てます。
ここでは、歯のクリーニングを定期的に受けることで得られる主なメリットについて詳しく解説します。
虫歯や歯周病の予防につながる
歯の表面や歯と歯ぐきの境目には、プラーク(歯垢)や歯石が蓄積しやすく、これらは虫歯や歯周病の原因となります。歯石は一度固着すると日常の歯磨きでは落とせず、放置すると歯ぐきの炎症や出血、さらには歯の脱落を招く恐れがあります。
歯のクリーニングでは、専門の器具を用いてプラークや歯石を除去するため、これらの疾患の予防に非常に効果的です。
口臭の軽減や予防にも効果的
口臭の原因の多くは、口腔内に残った細菌の代謝物によるものです。歯石の中には多くの細菌が潜んでおり、分解される際に不快なにおいを発生させます。歯のクリーニングを受けることで、細菌の温床となる汚れを除去し、口臭を抑えられます。
自分では気づきにくい口臭も、定期的なクリーニングによって改善できるでしょう。
歯の本来の白さが取り戻せる
日常の飲食や喫煙などによって、歯の表面にはステイン(着色汚れ)が付着します。これらの着色は歯磨きでは落としにくい場合もありますが、クリーニングでは専用の機器で表面の汚れをしっかり落とすことができます。
口腔内全体の健康維持につながる
歯のクリーニングは、歯だけでなく口腔内全体の状態を確認する機会にもなります。処置中に歯科医師や歯科衛生士が歯ぐきの腫れや出血、虫歯の初期症状などを発見することもあり、早期の対応が可能です。
トラブルが重症化する前に対処できるため、将来的な治療の負担を軽減する意味でも非常に重要な役割を担っています。
健康への意識が高まるきっかけになる
歯のクリーニングを定期的に受けることは、自分の健康と向き合うきっかけにもなります。歯ぐきの状態や歯の色、においなどを意識することで、日常のケアにもより一層注意を払うようになるかもしれません。
まとめ

歯のクリーニング中に痛みを感じると、不安や緊張から通院をためらう方もいるかもしれません。
しかし、その痛みの多くは歯石の付着や歯ぐきの炎症など、すでにお口の中にトラブルがあるサインでもあります。痛みを避けるには、症状が悪化する前の定期的なクリーニングや、日ごろの丁寧なセルフケアが欠かせません。
また、不安がある場合は事前に歯科医師や歯科衛生士に相談することで、適切な対応をしてもらえる可能性があります。お口の健康を守る第一歩として、ぜひ積極的にクリーニングを受けてみてください。
歯のクリーニングを検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら、予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。