小児矯正の治療期間はどれくらい?治療の流れも

2026.02.26

2026.02.26

小児矯正の治療期間はどれくらい?治療の流れも

こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

小児矯正治療の一種であるワイヤー矯正治療を受けている子ども

小児矯正は、子どものうちから歯並びや噛み合わせを整えることで、将来的な歯の健康や見た目の美しさを守るための治療です。大人になってから矯正するよりも、成長期を活かしたほうが効率的に進むケースも多く、早めの判断が重要とされています。

しかし、矯正と聞くと「どれくらいの期間がかかるの?」「治療はずっと続くの?」といった疑問や不安を持つ保護者の方も少なくありません。

今回は、小児矯正の一般的な治療期間や治療の流れについて詳しく解説します。お子さまの矯正治療を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

小児矯正の治療期間の目安

小児矯正にかかる治療期間のイメージ

小児矯正の期間は、治療を始める時期や歯並びの状態によって異なりますが、おおよその目安を知っておくことで計画が立てやすくなります。

1期治療での治療期間

1期治療は、主に乳歯と永久歯が混在する時期に行う矯正です。一般的には6歳から10歳頃に始めることが多く、あごの成長をコントロールしながら歯が並ぶスペースを確保していきます。

治療期間の目安は1年半〜3年程度ですが、成長のスピードや骨格の状態によって個人差があります。

この段階では、取り外し式の装置や拡大装置などを使用するケースが見られます。あごの幅を広げたり、前後のバランスを整えたりすることが目的です。永久歯が正しい位置に生えるための土台づくりと考えると理解しやすいでしょう。

1期治療が終了したあとも、すぐにすべてが完了するわけではありません。永久歯が生えそろうまで経過観察を行い、必要に応じて2期治療へ移行します。

2期治療での治療期間

2期治療では、永久歯がすべて生えそろったあとに、歯の位置や噛み合わせを細かく整えていきます。この段階では、大人の矯正と同じように、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの本格的な矯正方法で治療を進めます。

一般的に、2期治療は1年半〜3年ほどかかることが多いです。治療の進み具合には個人差がありますが、歯並びが大きく乱れている場合や、骨格に問題がある場合などは、やや長めの期間がかかることもあります。

子どものうちに歯列矯正を受けるメリット

子どものうちに歯列矯正を受けるメリットを説明するイメージ

子どもの時期に矯正治療を受けることには、見た目の改善だけではなく、健康面や心理面でもさまざまなメリットがあります。ここでは、小児矯正の代表的な利点について解説します。

成長を利用して歯並びやあごのバランスを整えやすい

あごの骨がまだ柔らかい時期に治療を始めれば、顎の幅や位置を調整しやすく、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保しやすくなります。その結果、歯がきれいに並びやすくなり、無理な抜歯や将来的な外科手術の可能性を減らすことにもつながるのです。

将来的な抜歯の可能性を減らせることがある

あごの成長を活かして歯が並ぶためのスペースを確保することができれば、永久歯を抜かずに矯正を進められる可能性があります。成長期にあごの幅を広げたり歯列のバランスを整えたりしておくことで、無理のない位置に歯を誘導しやすくなるからです。

矯正治療において歯を抜くことは珍しくありませんが、やはりできれば避けたいと考える方が多いのも事実です。小児矯正を行うことで、将来歯を抜かずに済む可能性が高まり、あごの成長を活かしながら無理の少ない方法で歯並びを整えやすくなります。

コンプレックスの軽減につながる

見た目に対する悩みやコンプレックスは、年齢に関係なく心に影響を与えるものです。

特に子どもの頃は、周囲との違いを気にしたり、友だちとの関わりのなかで自分の外見を意識したりする機会が増えてきます。前歯の出っ張りやすきっ歯、ガタガタした歯並びは、本人にとって大きな悩みになることもあります。

早期に矯正治療を受けることで、こうした見た目の悩みが解消され、自分に自信を持てるようになる可能性があります。口元を気にせず自然に笑えることは、学校生活や友だち関係にも良い影響を与え、子どもの心の成長にもつながるでしょう。

虫歯や歯周トラブルの予防につながる

歯並びが悪いと、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなり、歯みがきもしづらくなります。その結果、虫歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすくなる傾向があります。

矯正によって歯並びが整うと、歯ブラシの毛先がきちんと届きやすくなり、毎日のケアがしやすくなります。清潔な状態を保ちやすくなるため、自然と虫歯や歯周病のリスクが減ることになるのです。

子どものうちに歯列矯正を受けるときの注意点

子どものうちに歯列矯正を受けるときの注意点を説明するイメージ

矯正治療を円滑に進め、良い結果を得るためには、いくつか注意しなければならない点があります。以下で詳しく解説します。

日々のセルフケアを徹底する

矯正治療中は装置のまわりに汚れがたまりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。そのため、毎日のセルフケアを丁寧に行うことが大切です。

基本は朝晩の歯磨きに加え、仕上げ磨きをしっかり行うことです。歯ブラシは毛先の細いものを選び、装置のすき間や歯と歯の間に入り込んだ汚れを意識して落としましょう。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、より効果的にケアできます。

また、マウスウォッシュを併用すると、口腔内を清潔な状態に保ちやすくなります。虫歯ができると矯正治療を中断しなければならなくなる可能性があるため、毎日のケアが何よりの予防策となります。

装置の使用状況が結果に影響しやすい

小児矯正で用いられる装置には、取り外し式のものや固定式のものがあります。

特に、取り外し式の装置は、毎日決められた時間しっかり使うことがとても大切です。使う時間が短かったり、装着を忘れる日が続いたりすると、治療の効果が出にくくなったり、期間が延びたりすることがあります。

お子さま本人が装置の必要性を理解し、習慣として使えるようになるためには、ご家族のサポートが欠かせません。毎日の声かけや励ましが、治療の成功につながる大きな力になります。

保護者の方のサポートが欠かせない

小児矯正をうまく進めるためには、保護者の方の協力が欠かせません。矯正装置は正しく使わなければ十分な効果が出ませんが、子どもだけで管理するのは難しいこともあります。

毎日きちんと装着できているか確認したり、装置をなくしたり壊したりしないように声をかけたりすることが大切です。また、定期的に歯科医院へ通う必要があるため、通院の予定を管理することも保護者の方の大事な役割です。

小児矯正の治療の流れ

小児矯正の治療をするために歯科医からカウンセリングを受ける子ども

ここでは、小児矯正の治療の流れについて解説します。

カウンセリング

矯正治療の第一歩は、カウンセリングです。歯科医師がお子さまの歯並びや噛み合わせの状態を確認し、保護者の方の相談や不安に丁寧に対応します。

この段階では、治療が本当に必要かどうかを判断するためのアドバイスも行われます。無理に治療を勧めるのではなく、お子さまにとって必要かどうかを一緒に考える場でもあります。

精密検査

初診で小児矯正の必要性があると判断された場合は、次に精密検査を行います。

具体的には、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯型採取、顎の位置や顎関節の動きのチェックなどが含まれます。これらの検査によって、歯や顎の位置関係、骨格の状態、歯の生え変わりの進行度などを細かく確認します。

こうした情報は、治療計画を正確に立てるうえで非常に重要です。

矯正治療開始

検査結果をもとに作成された治療計画に従って、矯正治療がスタートします。治療内容は、装置の種類やお子さまの成長段階によって異なりますが、主に1期治療と2期治療の2段階に分かれることが多いです。

1期治療では顎の成長をコントロールするための装置を使用し、2期治療では永久歯の位置を整えるための本格的な矯正治療が行われます。

定期的な通院

矯正治療が始まったあとは、定期的に歯科医院へ通う必要があります。通院の目的は、装置の調整や歯の動きの確認だけでなく、虫歯や歯肉の状態をチェックするためでもあります。

多くの場合、1か月に1回ほどのペースで診てもらうことになりますが、治療の進み具合によっては間隔が変わることもあります。通院を習慣にすることは、矯正治療をスムーズに進めるうえでとても大切です。

保定期間

矯正治療で動かした歯は、そのままの状態では元の位置に戻ろうとする性質があります。そのため、治療終了後には保定期間が設けられます。この期間には、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用して、歯の位置を安定させます。

小児矯正では、乳歯から永久歯への生え変わりが完了するまでの間、または骨格の成長が落ち着くまでの間、保定を続けることが多いです。保定期間は個人差がありますが、1年から3年ほどが一般的で、その間も定期的なチェックが欠かせません。

まとめ

小児矯正をした子どもを囲む笑顔の家族たち

小児矯正の治療期間は一律ではなく、成長のスピードや歯並びの状態によって変動します。1期治療であごの土台を整え、必要に応じて2期治療で細かな歯の位置を調整するという流れが一般的です。

期間だけを見ると長く感じられるかもしれませんが、その時間は将来の噛み合わせや口腔機能の安定を目指すための大切な過程です。

早い段階で現状を把握し、適切なタイミングで介入することで、将来の負担を軽減できる可能性があります。お子さまの成長を見守りながら、歯科医師と連携し、計画的に進めていくことが良好な結果へとつながります。

小児矯正を検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。