インプラントとは?メリット・デメリットや治療の流れを解説!

2025.02.25

2025.02.25

インプラントとは?メリット・デメリットや治療の流れを解説!

こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

インプラント治療のイメージ

歯を失った際の治療法として、近年多くの人に選ばれているのがインプラントです。インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。見た目の自然さや噛み心地の良さから、高い評価を受けています。

この記事では、インプラントとは何かを詳しく解説し、メリット・デメリットについても紹介します。治療の流れや費用についても触れ、他の治療法との違いもご説明します。

インプラント治療を受けるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは

インプラント治療

インプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。チタン製の人工歯根(インプラント体)を骨と結合させることで、天然の歯に近い機能を回復させます。

インプラントの特徴は、入れ歯やブリッジとは異なり、他の健康な歯に負担をかけないことです。ブリッジの場合、隣の歯を削る必要がありますが、インプラントは独立した構造を持つため、周囲の歯に影響を与えません。

また、入れ歯のようにズレたり外れたりする心配もなく、しっかりと固定されるため、噛む力を天然の歯とほぼ同じレベルまで回復できます。

インプラントのメリット

インプラントのメリットのイメージ

インプラント治療には、他の歯を補う方法にはない多くのメリットがあります。ここでは、インプラントが選ばれる主な理由を紹介します。

天然歯に近い噛み心地を実現できる

インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、天然歯とほぼ同じようにしっかりと噛むことができます。食事の際に違和感を覚えることも少ないため、硬い食べ物でも問題なく食べられます。

見た目が自然

インプラントの人工歯は自然な見た目に仕上がります。前歯のように目立つ部分に使用しても、他の歯と違和感なく馴染み、美しい口元を維持できます。

周囲の健康な歯に負担をかけない

ブリッジ治療の場合、欠損部分の両隣の歯を削る必要がありますが、インプラントは単独で機能します。周囲の歯を傷つけることがないため、健康な歯を長持ちさせられます。

顎の骨の吸収を防ぐ

歯を失うと、その部分の顎の骨が徐々に吸収されて痩せることがあります。インプラントは顎の骨に直接固定されるため、咀嚼による刺激が骨に伝わり、骨の吸収を防ぐ効果があります。

これは、将来的な口元の変形を防ぐという点でも大きなメリットです。

耐久性が高い

正しくケアすれば、インプラントは10年以上、場合によっては20年ほど使い続けることができます。入れ歯やブリッジは数年ごとに作り替えが必要になることが多いため、長期的に見れば、インプラントのほうがコストパフォーマンスが良いとも言えます。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットイメージ

インプラントには多くのメリットがありますが、すべての人に合った治療法とは限りません。ここでは、治療を受ける前に知っておきたいデメリットを紹介します。

治療期間が長い

インプラント治療は、入れ歯やブリッジの作製と比べて治療期間が長くなります。人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込んだ後、骨と結合するまでに数ヶ月の治癒期間が必要なためです。

治療全体の期間は、短くても3〜6ヶ月、場合によっては1年以上かかることもあります。

手術が必要

インプラント治療は、外科手術を伴う治療法です。そのため、手術に対する不安や持病がある方にとってはリスクが伴う場合があります。また、手術後、腫れや痛みが出る方が多いです。

費用が高額

インプラントは保険が適用されない自費診療となるため、治療費が高額になる傾向があります。1本あたりの費用は30万〜50万円程度が多く、複数本のインプラントを必要とする場合はさらに費用がかかります。

メンテナンスが必要

人工歯は虫歯になりませんが、ケアを怠るとインプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。インプラント周囲炎になると、顎の骨が溶けてインプラントが脱落することもあるため、定期的な歯科検診や正しいブラッシングが欠かせません。

インプラント治療の流れ

インプラント治療のカウンセリング

インプラント治療は、人工歯を入れるだけではなく、複数のステップを経て行われます。ここでは、一般的な治療の流れについて詳しく解説します。

初診・カウンセリング

歯科医院でカウンセリングを受け、インプラントで治療可能かどうかを判断します。レントゲン撮影やCTスキャンなどで詳しく検査して、患者さまの口腔内の状態を確認します。インプラント治療が可能であれば、治療計画を立てます。

治療計画の作成

検査結果をもとに、どの位置にインプラントを埋入するか、どのような種類の人工歯を使用するかを決定します。顎の骨が少ない場合は、骨を増やすための骨移植やサイナスリフトなどの処置が必要になることもあります。

インプラント埋入手術

局所麻酔を施し、インプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。手術時間は1本あたり30分〜1時間程度です。術後数日間、腫れや軽い痛みが出ることがあります。

治癒期間

インプラントが顎の骨としっかり結合するまで、通常3〜6ヶ月の治癒期間が必要です。この期間中は、骨の中でインプラントが固定されるのを待ちます。治癒期間中は、仮歯を装着することが可能です。

アバットメント・人工歯の装着

インプラントが骨と結合したら、アバットメントと呼ばれる土台を取り付けます。アバットメントは、人工歯とインプラント体をつなぐ役割を果たします。

最終的に、患者さまの歯の形や色に合わせた人工歯を作製し、アバットメントの上に装着します。人工歯はセラミックなどの素材が使用され、自然な見た目を再現できます。

定期的なメンテナンス

インプラント治療後は、定期的な歯科検診と口腔ケアが必要です。インプラント周囲炎を防ぐために、正しいブラッシングや専門的なクリーニングを受けることが重要です。

インプラント治療の費用

インプラント治療に費用がかかるイメージ

インプラント治療は自費診療ため、費用は歯科医院によって異なります。一般的な相場としては、1本あたり30万〜50万円程度かかることが多いです。この費用には、インプラント体(人工歯根)、アバットメント、人工歯(上部構造)の3つの要素が含まれることが多いです。

具体的には、インプラント体が15万〜30万円、アバットメントが3万〜5万円、人工歯が10万〜20万円程度が目安です。また、複数本のインプラントを必要とする場合や、全顎のインプラント治療を行う場合は、数百万円に及ぶこともあります。

歯を補うインプラント以外の治療法

インプラント以外の歯を補うブリッジ治療

インプラントは優れた治療法ですが、手術を伴うため、すべての人が受けられるわけではありません。歯を失った際の治療法には、インプラント以外にもブリッジや入れ歯といった選択肢があります。

それぞれの治療法の特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両側の健康な歯を削り、そこに人工の歯を固定する方法です。メリットとしては、手術が不要なことや治療期間が短いことが挙げられます。特に、複数本の歯を失った場合でも、負担を抑えて治療を受けることができます。

しかし、健康な歯を削る必要があるため、周囲の歯に負担がかかるデメリットがあります。また、支えとなる歯に過度な力がかかることで、将来的に歯の寿命が短くなる可能性もあります。

入れ歯

入れ歯は、取り外し可能な人工歯を装着する治療法です。部分入れ歯と総入れ歯の2種類があり、失った歯の本数に応じて選択されます。入れ歯のメリットは、安価であることや、手術が不要なため身体への負担が少ないことが挙げられます。

一方、デメリットとしては、装着時の違和感が大きいことや、食事の際に噛む力が弱くなることが挙げられます。定期的な調整が必要なことも理解しておく必要があります。

まとめ

インプラント治療を終えた人

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、天然歯に近い見た目や噛み心地を再現する治療法です。他の歯に負担をかけず、長期間使用できるメリットがある一方で、手術が必要であり、費用が高額になるといったデメリットも存在します。

歯を失った際の選択肢はさまざまですが、重要なのは、自分のライフスタイルや健康状態に合った治療法を選ぶことです。歯科医師のアドバイスを受けながら、しっかりと納得したうえで治療を進めましょう。

インプラント治療を検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。