セラミック治療とは?治療の種類やメリット・デメリットを詳しく解説!

2025.02.28

2025.02.28

セラミック治療とは?治療の種類やメリット・デメリットを詳しく解説!

こんにちは。大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」です。

歯科医院でセラミック治療を受けるイメージ

セラミック治療とは、歯の見た目や機能を改善するために、セラミック素材を使用する歯科治療のことです。虫歯の治療や歯の欠損を補う際に使用される詰め物・被せ物の素材として、近年人気が高まっています。

金属を使用した治療とは異なり、セラミックは見た目が自然で美しく、金属アレルギーの心配がないという特徴があります。そのため、美容目的の歯科治療としても選ばれることが多いです。

セラミック治療にはさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

この記事では、セラミック治療の基本的な概要から、具体的な種類、メリット・デメリットまで詳しく解説していきます。セラミック治療を検討している方や、金属の詰め物をセラミックに変えたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

セラミック治療とは

セラミックの歯のイメージ

セラミック治療とは、セラミックを使用して、詰め物や被せ物をする治療方法のことです。セラミックは歯の色に近い自然な白さを持ち、美しい仕上がりになるため、審美歯科でも広く活用されています。

従来の歯科治療では、銀歯などの金属製の詰め物・被せ物が一般的でした。金属は長期間使用することで劣化したり、金属アレルギーの原因になったりする可能性があるという課題がありました。

一方、セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、安全性が高い素材として注目されています。また、セラミックは表面が滑らかでプラーク(歯垢)が付きにくいため、虫歯や歯周病のリスクを軽減する効果もあります。

特に、前歯などの目立つ部分においては、見た目の美しさを重視してセラミックを選ぶ人が増えています。

セラミック治療の種類

セラミックで作られた歯

セラミック治療にはいくつかの種類があります。主な治療法としては、セラミックインレー、セラミッククラウン、ラミネートべニア、セラミックブリッジ、セラミック矯正などが挙げられます。

セラミックインレー

セラミックインレーは、セラミック製の詰め物です。虫歯治療などで歯を削った場合や、事故などで欠けた場合などに使用します。従来の金属製のインレーとは異なり、歯に近い自然な色を再現できるため、治療跡が目立ちにくいというメリットがあります。

また、金属アレルギーの心配がなく、体に優しい治療法としても注目されています。

セラミッククラウン

セラミッククラウンは、セラミックで作る被せ物です。虫歯が進行し、大きく削らなければならない場合や、歯の形や色を整えたい場合に用いられることが多く、歯全体を覆う人工歯です。

特に、前歯の審美治療では、自然な見た目を追求できるセラミッククラウンが選ばれることが増えています。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、前歯の表面に薄いセラミックのシェル(薄片)を貼り付ける治療法です。ホワイトニングでは白くできない歯を美しくできる方法として知られており、歯を大きく削らずに自然な美しさを手に入れられる点が魅力です。

セラミックブリッジ

セラミックブリッジは、失った歯を補うために用いるブリッジを、セラミックで作る治療法です。両隣の歯を支えとして人工歯を固定します。従来の金属を使用したブリッジとは異なり、見た目が自然で、金属アレルギーのリスクがない点がメリットです。

しかし、ブリッジは両隣の健康な歯を削る必要がある治療法です。歯をできるだけ残したい場合には、インプラントや部分入れ歯と比較して、慎重に選ぶ必要があります。

セラミック矯正

セラミック矯正は、歯列矯正の一種で、セラミッククラウンやラミネートべニアを用いて歯の形や向きを整える方法です。一般的なワイヤー矯正と異なり、短期間で歯並びを整えられるのが特徴です。

しかし、この治療法では歯を削る必要があるため、できるだけ天然の歯を温存したい場合には、通常の矯正治療を検討するのが望ましいでしょう。

セラミック治療のメリット

セラミック治療のメリットのイメージ

セラミック治療には多くのメリットがあり、特に審美性の向上や金属アレルギーのリスクを避けられる点が注目されています。

審美性を高められる

セラミックは、天然歯と見分けがつかないほど美しい人工歯を作れる素材です。天然歯がもつ透明感や艶を再現できるため、前歯などの目立つ部分に使用しても違和感がないでしょう。

従来の金属製の詰め物や被せ物と比較すると、セラミックは見た目が自然で、美しく仕上がるでしょう。歯の色に近いセラミックを使用することで、治療跡が分かりにくくなります。

金属アレルギーのリスクがない

金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがない点が大きなメリットです。銀歯などに含まれる金属は、長期間使用すると口腔内で溶け出し、アレルギーの原因になることがあります。セラミックは人体に優しい素材であり、安心して使用できるでしょう。

ただし、メタルボンドという素材は金属を含みます。アレルギーが心配な方は避けるべきでしょう。

口腔内の健康を維持しやすい

セラミックの表面は滑らかで、プラーク(歯垢)が付着しにくい特性を持っています。そのため、虫歯や歯周病のリスクを軽減し、長期的に口腔内の健康を維持しやすくなります。

特に、歯とセラミックの適合性が高いため、治療後の違和感が少なく、快適に過ごせる点も魅力です。

耐久性に優れている

耐久性の面でも優れており、正しくケアすれば長期間使用することが可能です。金属製の詰め物や被せ物は、経年劣化により変色や摩耗が起こりますが、セラミックではそのような問題が起こりにくく、美しさを長く保つことができます。

ただし、強い衝撃を受けると割れる可能性があるため、適切に扱う必要があります。

快適に食事できる

金属製の詰め物や被せ物と異なり、セラミックは熱伝導率が低いため、食べ物や飲み物の温度変化による歯の痛みを感じにくいという特徴があります。冷たいものや熱いものを飲食した際に歯がしみることが少なくなるため、快適な食生活を送れるでしょう。

セラミック治療のデメリット

セラミック治療のデメリットのイメージ

セラミック治療には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

費用が高い

最大のデメリットとして挙げられるのが、費用の高さです。セラミック治療の多くは保険が適用されない自費診療であるため、治療費が高額になりやすいです。

強い衝撃で割れることがある

セラミックは金属と比べると割れやすい素材であるため、強い力が加わると欠けたり割れたりする可能性があります。特に、奥歯に使用する場合には、噛む力が強くかかるため注意が必要です。

強度の高いジルコニアを使用すれば耐久性を向上させることはできますが、それでも金属に比べると衝撃には弱い傾向があります。そのため、食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は、セラミック治療の前にマウスピースを使用するなどの対策を検討する必要があります。

治療期間が長い

治療期間についても、セラミック治療は銀歯などと比べて長くなることがあります。通常、セラミックの詰め物や被せ物は、歯科技工士が作製するため型取りをしてから完成するまでに数日から数週間かかります。

特に、審美性を重視して細かい調整を行う場合には、複数回の通院が必要になることもあります。

まとめ

セラミック治療で自然な仕上がりになった歯を見せて笑う女性

セラミック治療とは、歯の詰め物や被せ物にセラミックを使用することで、審美性と機能性を両立させる治療法です。金属アレルギーの心配がなく、見た目も自然で美しい仕上がりになることから、多くの人に選ばれています。

セラミック治療には、セラミックインレーやセラミッククラウン、ラミネートべニア、セラミックブリッジ、セラミック矯正などの種類があります。それぞれの治療法には特徴があるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

将来的に後悔しないためにも、セラミック治療の特性をよく理解し、納得のいく決断をしましょう。

セラミック治療を検討されている方は、大阪市中央区南本町「堺筋本町駅」1号出入口より徒歩1分にある歯医者「ヤマシタデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、「歯の健康に出会う歯医者」として安心・安全を心がけて診療にあたっています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント、予防歯科にも力を入れています。診療案内ページはこちら予約フォームもございますので、ぜひご覧ください。